うずら、鳥、花、カメラ好きの楽しい日々

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祖母危篤、一日を振り返って

今日の昼叔母の入っている介護センターから叔母が膵臓出血で入院!と電話があり
一番合いたい人が僕ということで。
早速行ってみましたが・・・センターに聞いた○○区救急病院 そんな病院あるのかな?一抹の不安。
コンビニに聞いてもらちが明かず聞いた案内通りスーパーを背に大通りへ・・・病院無い!
仕方なく電話して聞くとやっと病院名を聞きルーティンワークでこちらの現在位置を無視したスタート地点から、そこから見えない?見えません!またやられた(怒)
病院名が分かっただけでもと街中を徘徊・・・


大通りを背にして歩くと足がムズムズ痒くなってきた、最近肌が異常に敏感で空気に触れたり、擦れると異常に痒くて我慢できないのを思い出した、ストレスのせいかな気分もイライラがピークで過呼吸と重い鬱で、心の中はもう一人の小さな僕がまるで育児放棄された小供が満たされない思いに駆られ絶叫して泣いていた。
「痒いよう!寒いの嫌だようおうちに帰りたいよう」「何で誰も僕とお話ししてくれないの!」とかこれ以上は恥ずかしくてとても言えません(これでも十分恥ずかしいけれど(>_<))心細くてどうにかなりそうで、油断すると何処までも見知らぬ土地を彷徨い帰れなくなる所でした、でもPちゃんと、親友の「辛い時は私を思い出して」の言葉のおかげで思い止まれた。
くろすけママさん、Pちゃんありがとう命の恩人だよ


情けないけれど誰にも言えず心の中にしまっておくとおかしくなりそうなので。


パニックで性格が狂暴になり発狂寸前、何とか堪え目的の病院の看板が目に入った。
何とかかゆみ止めを買ってトイレで塗っても落ち着かず、このままじゃお先真っ暗でお外にも出られないと悲観して誰もいない公園で煙草を吸って落ち着こうと、この酷い有様じゃ会うのは無理と帰ろうとしたが、こんな気分のまま帰ったらもう来れないすぐ近くにあるからと思い直して病院へ。


病室に行くと黄疸で顔が黄色くて、口から泡を吹いて薬で眠らされていた。
そんな姿を見ていると涙が止まらない、決して泣かないで笑っていようと思ったのに。
ひとしきりお別れと、ありがとうを言って手と顔に触れおでこにキスをしてお別れをした。
葬式にも行くことは出来ないので多分最後のお別れです。


ずっと僕が好きだった優しかった叔母、離婚した僕の父が自分の両親を見捨て、墓も祖母から奪い取り叔母は住んでいた場所からも追われ、もう少しで母から僕達子供まで奪い取られるところでした。
祖母が自分の兄弟が母と僕ら兄弟4人を不幸に巻き込んだ責任を感じ、ずっと僕たち家族の事を心配して優しくれた。
認知症の姉の面倒、見捨てた両親を最後まで看取ってくれた、女であることも、自分の幸せ、自分の命さえ削って大切な人を守るような素晴らしい人でした。


帰りの電車ではまっさらな気持ちで自分の人生を振り返ると、夜空の向こうに亡くなったおじさんと、叔母の顔が見えた気がしました。


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